「黒い歯が最先端」の時代があった? | アートレスのスマホワ小話#24 | 歯の着色汚れ ヤニ汚れ 虫歯予防 セルフホワイトニング 歯の黄ばみ

2020.02.02

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しかし、日本の歴史をさかのぼるとお歯黒をしていた時代がありました。

確か小学校の時だったかな?
社会の授業で昔はお歯黒をしていたと習った後に歯に海苔を貼りつけたのを覚えています。
今でこそ歯には白さを求める時代になっていますが
「黒い歯が最先端」だった時代があったのです。

■いつからお歯黒が始まったのか?
紀元前3世紀にはお歯黒の習慣は存在していたと言われていますが、
最初は皇族等の習慣だったのですが、江戸時代にはは一般庶民にも広がりました。
その後明治政府の近代化政策によりお歯黒禁止令が布かれ、
千年近く続いたこの習慣は徐々にその姿を消していきました。

■何故お歯黒を施したのか?
時代によって意味合いが変わっており、一貫して言えるのは
子どもがするのではなく大人がする化粧の一種だった様です。
戦国時代は子どもにお歯黒をさせて成人と見せて結婚をさせたり、
江戸時代は女性のお歯黒が夫に対する貞節の印として、
既婚女性を表す物だったのです。
黒色は何色にも染まらない色の為、武士の間で心変わりしないという忠節を表し
平敦盛や豊臣秀吉もお歯黒をしたと説明されています。

■お歯黒で虫歯予防
お歯黒をするには、歯垢を取り除かなければならず、
お歯黒の成分には虫歯を防ぐものが含まれていたそうです。
現代の欧米の歯科技術が入ってくる前から日本では
昔から受け継がれた風習で歯科予防をしていたのは驚きですね。

当時はチラリと見えるお歯黒に人妻の色気を感じたと
言われる程大人の女性の象徴だったんでしょうね。

現代人には理解しがたいお歯黒ですが、もしかしたらこの先に
【2000年頃に「ガングロ」という顔を真っ黒に塗った人達が繁華街には居た】
なんて言わるのでしょうね?(笑)

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