GLOSSARY
歯科ワード集
ワード | よみ | 説明 |
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RDA | あーるでぃーえー | 歯みがき剤の研磨性を示す指数。数値大=研磨性大となる。 |
RDテスト | あーるでぃーてすと | レサズリンという薬材を使って唾液から虫歯菌の数を調べる検査方法。 15分程度で口内の衛生状態が分かる。 |
アパタイト | あぱたいと | ハイドロキシアパタイト。歯や骨を構成する成分の事。 |
アフタ性口内炎 | あふたせいこうないえん | 頬の内側、舌、唇などの口腔粘膜に生じる、炎症性の小さな潰瘍の事。 痛みを伴い、再発しやすい。 |
アマルガム | あまるがむ | 水銀と他の金属との合金。現在はあまり使用されていない。 |
アルギン酸塩印象材 | あるぎんさんえんいんしょうざい | 歯型を採る際に使われる歯科材料。 |
アンレー | あんれー | 虫歯が進んで削る部分が多い場合、歯の4面を覆って修復する詰め物の事。 |
EBM | いーびーえむ | 実証的な根拠に基づいた医療。 |
イオン導入法 | いおんどうにゅうほう | イオン導入装置と呼ばれる機器を使って、歯の表面にフッ素を浸透させ、虫歯を予防する方法。 |
育成医療 | いくせいいりょう | 児童福祉法第4条第2項に規定する障害児(障害に係る医療を行わないときは将来障害を残すと認められる疾患がある児童を含む。)で、その身体障害を除去、軽減する手術等の治療によって確実に効果が期待できる者に対して提供される、生活の能力を得るために必要な自立支援医療費の支給を行うもの。 |
イリゲーション | いりげーしょん | 虫歯を削った後の歯の穴や歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目)などをきれいに洗浄する事。 |
入れ歯 | いれば | 抜けたり欠けたりした歯の代わりに入れる補綴物の事。 |
印象採得 | いんしょうさいとく | 歯の治療や欠損修復のために歯と口の中の型をとる事。 |
インプラント | いんぷらんと | 人工の歯を埋め込む事。また、その歯。失われた歯根に代えて人工歯根を埋め込み、その上に人口の歯を作製する治療法。 |
インプラント矯正 | いんぷらんときょうせい | 歯列矯正法のひとつで、人工歯根を顎の骨に埋め込み固定する方法。 困難とされていた歯の移を可能にし、治療期間の短縮などが可能である。 |
インレー | いんれー | 歯の硬組織の欠損を修復するため、欠損部に見合った形に作製した固形物を充填する方法。 また、それに用いる材料。 |
う窩 | うか | う蝕によってできた穴の事。 |
う歯 | うし | 虫歯の事。 |
う蝕 | うしょく | 口腔内の細菌によって起こる、歯の実質欠損の事。 |
永久歯 | えいきゅうし | 乳歯が抜けた後に生える大人の歯。 |
HJK | えいちじぇーけー | 硬質レジンジャケット冠。硬質レジンの被せ物。 |
エキスト | えきすと | 抜歯の事。 |
SK | えすけー | セラミッククラウンの略。虫歯を治療した時に取り付ける、セラミック製の歯の事。 |
SPT | えすぴーてぃー | サポーティブペリオドンタルセラピーの略。治療終了後も日常的に適切なブラッシングや歯科での定期的なメンテナンスを行うことで再発しやすい歯周病などを予防していく事。 |
エナメル質 | えなめるしつ | 歯の外側を覆う物質。身体中で最も硬い。 |
エナメル質生検法 | えなめるしつせいけんほう | 虫歯の危険度を診断する、う蝕活動性試験(うしょくかつどうせいしけん)の一つ。歯の表面を覆うエナメル質を試料として、虫歯に対する抵抗性を見るテスト。 |
F | えふ | フッ素。ほとんどすべての元素と直接化合する。虫歯予防剤として広く用いる。 |
FC | えふしー | フォルムクレゾール。微細な組織の隅々まで浸透する消毒剤。根幹治療に用いる。 |
FCK | えふしーけー | フルキャストクラウン。臼歯全体を覆う金属のかぶせ物の事。 |
FD | えふでぃー | 総入れ歯の事。 |
MTM | えむてぃーえむ | 歯列全体ではなく、部分的な歯のみを矯正する治療法。比較的安価。 |
嚥下 | えんげ | 飲み込むこと、飲み下す事。 |
嚥下障害 | えんげしょうがい | 疾病や加齢により、飲食物を飲み込むことが困難になる事。 |
炎症 | えんしょう | 細菌感染・化学的作用・物理的作用などによる組織の傷害に反応して、身体の一部に発熱、はれ、痛みなどを起こすこと及びそれに伴う症状の総体。生体の防御反応も含まれる。 |
遠心 | えんしん | 歯の奥側の事。 |
エンド | えんど | Endodontic treatment(歯内療法)の略。 歯髄治療の事。 |
オールセラミッククラウン | おーるせらみっくくらうん | セラミック(陶器)でできたかぶせ物や差し歯。保険適用外。 |
親知らず | おやしらず | 一番奥に存在する第三大臼歯の事。知歯とも言う。口腔トラブルの原因となりうる。 |
開咬 | かいこう | 不正咬合の一種で、口を閉じたときに前歯の上下が噛み合っていない状態。矯正治療により改善が可能。 |
外傷歯 | がいしょうし | 外傷によって動いたり欠けたり抜けた歯の事。 |
外傷性咬合 | がいしょうせいこうごう | 歯周組織の病変の事。歯ぎしりや重度の虫歯等が原因で、歯周組織に大きな負担がかかった時に起こる。 |
下顎 | かがく | 下あごの事。 |
下顎前突 | かがくぜんとつ | 下顎の過剰成長により、下の前歯が上の歯より前に出ている状態の事。受け口と呼ばれる。 |
かかりつけ歯科医 | かかりつけしかい | 歯科医療の提供のみならず、定期検診や歯に関する相談など、さまざまな面でサポートする歯科医師・医療機関の事。 |
顎関節症 | がくかんせつしょう | 顎の関節痛、口を大きく開けられない、口を開閉する際に変な音がするなど、顎関節の機能障害。噛み合わせの異常や歯ぎしり、歯並びの悪化、過度のストレスなどです。 |
顎変形症 | がくへんけいしょう | 顎変形症とは上あご(上顎骨)や下あご(下顎骨)の形や大きさ、その両方のンバランス異常(咬合不正)によって、顔の変形や噛み合わせの異常などを示すもの。遺伝的要素が強いと言われているが、ほとんどは原因不明である。生まれつきの骨格に加え、成長過程での指しゃぶりや歯ぎしり等も発生要因となり得る。日本人に多く見られるのは下顎前突である。 |
架工義歯 | かこうぎし | ブリッジの事。 |
過剰歯 | かじょうし | 本来生える32本より多く生えている歯の事。 |
仮着 | かちゃく | 被せ物を仮止め用のセメントで付ける事。 |
ガッタパーチャ | がったぱーちゃ | 根管治療終了時に、根管充填に使用されるゴム様の樹脂製材料。 |
可撤性 | かてつせい | 取り外しができる事。 |
可撤性架工義歯 | かてつせいかこうぎし | 取り外しが可能な義歯(入れ歯)の事。 |
窩洞形成 | かどうけいせい | 虫歯を取り除いたあと、詰め物や被せ物の特性に合わせて、削ったあとの形を整える事。 |
仮封剤 | かふうざい | 虫歯を削った穴に詰め物や被せ物が入るまで、一時的に穴をふさぐ治療材料の事。 |
噛み合せ | かみあわせ | 上と下の歯の並び方、接触の仕方の事。 |
カリエス | かりえす | 虫歯の事。 |
カリエスリスク | かりえすりすく | 虫歯の危険度の事。 |
仮歯 | かりば | 詰め物やかぶせ物を入れるまでの間、一時的に使用する仮の歯。 |
観血的処置 | かんけつてきしょち | 人体を出血させて行う治療の事。 |
感染根管 | かんせんこんかん | 虫歯菌に感染し侵された根管の事。根管治療が必要となる。 |
義歯 | ぎし | 入れ歯の事。 |
義歯床 | ぎししょう | 義歯の本体であるピンク色の部分。口の粘膜と密着し、義歯を安定させている。 |
義歯調整 | ぎしちょうせい | 義歯を装着した時に生じる不具合や噛み合わせ不良などを調整する事。 |
キシリトール | きしりとーる | 甘味料として用いる天然素材。虫歯予防効果があるとされる。 |
臼歯 | きゅうし | 奥歯の事。 |
吸入鎮静法 | きゅうにゅうちんせいほう | 吸入麻酔剤を用いて精神的・身体的ストレスを和らげる処置の事。 |
矯正治療 | きょういせいちりょう | 矯正歯科によって行われる、不正咬合や顎変形症の治療の事。 |
矯正歯科 | きょうせいしか | 歯科の診療科の一つ。不正咬合や顎変形症を治療する歯科の事。 |
頬側 | きょうそく | 歯の頬側(外側)の事。 |
局所麻酔 | きょくしょますい | 意識を消失させることなく、部分的に麻酔を注射してその痛みを抑える麻酔方法。 |
局部床義歯 | きょくぶしょうぎし | 部分的な歯の喪失を補う義歯の事。部分入れ歯とも言う。 |
金合金 | きんごうきん | 歯科用金属の一つで、金属アレルギーの恐れが少ない。保険適用外。 |
銀合金 | ぎんごうきん | 保険適用の歯科用金属の一つ。銀歯と呼ばれる。 |
近心 | きんしん | 歯の前側の事。 |
金属アレルギー | きんぞくあれるぎー | 歯科治療で使用した金属に対するアレルギーの事。炎症や湿疹などが発症する。パッチテストにより判定される。 |
金属冠 | きんぞくかん | 歯冠を覆う金属の被せ物。外側はセラミックで歯を再現し、内側には金属を用いて強度を担保する。 |
金属床義歯 | きんぞくしょうぎし | 義歯(入れ歯)の土台部分に金属を使用したもの。レジンより強度がアップする。 |
金パラ | きんぱら | 金銀パラジウム合金の事。歯科用金属の俗称で、歯の被せ物に使用される。 |
口呼吸 | くちこきゅう | 口で呼吸を行う事。 |
クラウン | くらうん | 削った歯を全体的に覆うかぶせ物の事。 |
グラスアイオノマーセメント | ぐらすあいおのまーせめんと | 虫歯などの治療に使われる歯の詰め物(歯科用セメント)のひとつ。フッ素が含まれている。 |
クラスプ | くらすぷ | (金属製の)留め金。部分入れ歯の留め具。 |
グルカン | ぐるかん | 口腔内細菌が作り出す粘着性のある物質で、歯の表面にくっつき、プラーク(歯垢)となる。口腔内で分解されにくい。 |
グルコシルトランスフェラーゼ | ぐるこしるとらんすふぇらーぜ | 虫歯菌が産生する酵素。この酵素がショ糖からグルカンを作り、プラーク(歯垢)となる。 |
欠損 | けっそん | 外傷や虫歯等によって歯が失われた状態の事。 |
犬歯 | けんし | 前から三番目の歯。糸切り歯とも呼ばれる。 |
コア | こあ | 歯質が多く失われ、根っこの部分だけが残った歯を補強する為の土台の事。 |
誤飲 | ごいん | 有害・危険な異物を飲み込んでしまう事。 |
口蓋 | こうがい | 口中の上壁の部分。硬口蓋と軟口蓋に分けられる。 |
口蓋裂 | こうがいれつ | 誕生までに口蓋突起がくっつかず口蓋が形成されていない状態の事。赤ちゃんの先天的疾患。 |
口角 | こうかく | 上下の唇が合わさる部分、唇の端。 |
口角炎 | こうかくえん | 口角に炎症や出血が起こる事。 |
口腔 | こうくう | 口の中の事。消化管の最先端部分。 |
口腔癌 | こうくうがん | 口腔内にできる癌の事。舌癌・口底癌・歯肉癌・頬粘膜癌・硬口蓋癌・口唇癌などがある。 |
口腔カンジダ症 | こうくうかんじだしょう | 真菌(カビ)であるカンジダ菌によって起こる口腔疾患・感染症。 |
口腔乾燥症 | こうくうかんそうしょう | 唾液の分泌量の低下に伴い、口腔内が乾燥する症状の事。ドライマウスとも言う。 |
口腔外科 | こうくうげか | う蝕や歯周病を除いた顎口腔領域の外科処置を扱う歯科診療科目の事。 |
咬合 | こうごう | 上下の歯の噛み合わせの事、その位置関係。 |
咬合採得 | こうごうさいとく | 噛み合わせやその位置関係を調べる事。 |
咬合紙 | こうごうし | 咬合調整の際に使用する紙の事。 |
口腔乾燥症 | こうくうかんそうしょう | 唾液の分泌量の低下に伴い、口腔内が乾燥する症状の事。ドライマウスとも言う。 |
口腔外科 | こうくうげか | う蝕や歯周病を除いた顎口腔領域の外科処置を扱う歯科診療科目の事。 |
咬合 | こうごう | 上下の歯の噛み合わせの事、その位置関係。 |
咬合採得 | こうごうさいとく | 噛み合わせやその位置関係を調べる事。 |
咬合性外傷 | こうごうせいがいしょう | 噛み合わせが悪い状態の歯が歯周組織にダメージを与える事。 |
咬合調整 | こうごうちょうせい | 噛み合わせが悪い状態の歯を少し削ることによって噛み合わせを調整する事。 |
咬合平面 | こうごうへいめん | 歯を噛み合わせた時に上下の歯が接する平面の事 |
硬質レジン | こうしつれじん | 高強度の複合樹脂で、従来よりも硬さや対摩性が向上したレジンの事。 |
硬質レジン前装冠 | こうしつれじんぜんそうかん | 前から見える部分に硬質レジンを使用した人口歯の事。 |
口臭 | こうしゅう | 口のニオイの事。舌苔の異常や歯周病が原因になる事がある。 |
口唇ヘルペス | こうしんへるぺす | 唇やその周りに小さな水ぶくれができる感染症。疲れやストレス等により免疫力が低下した時にかかりやすい。 |
口唇裂 | こうしんれつ | 生まれつき上唇がくっついておらず割れた状態の事。赤ちゃんの先天的疾患。 |
合着 | ごうちゃく | 詰め物や被せ物を接着剤で歯冠に取り付ける事。 |
口内炎 | こうないえん | 口の中の粘膜や舌に発生した炎症の総称。 |
咬耗 | こうもう | 歯と歯が繰り返し接触することによって、エナメル質や象牙質が摩耗する事。 |
誤嚥 | ごえん | 飲食物や唾液を、誤って食道ではなく気道に飲み込む事。 |
誤嚥性肺炎 | ごえんせいはいえん | 口中の細菌を誤って気管に嚥下することで発生する肺炎の事。 |
コーヌスクローネ | こーぬすくろーね | クラスプを使わず、残っている歯に金属の冠をかぶせ、義歯を装着する方法。 |
5分の4冠 | ごぶんのよんかん | 歯の5面のうち4面 を覆っているかぶせものの事。 |
根管 | こんかん | 歯根の中心にある管状の部分。 |
根管充填 | こんかんじゅうてん | 根管治療が済んだ根管に充填剤を詰めて栓をする事。根充とも呼ばれる。 |
根管治療 | こんかんちりょう | 根管内部の感染歯髄や汚染部分を除去し消毒を行う事。根治とも呼ばれる。 |
混合診療 | こんごうしんりょう | 保険診療と保険外診療をの併用する事。 |
根尖病巣 | こんせんびょうそう | 虫歯の細菌が歯髄に達し、根管の先端(根尖)が病巣となる事。 |
コンポジットレジン | こんぽじっとれじん | プラスチックの詰め物の事。複合レジンとも呼ばれる。 |
再石灰化 | さいせっかいか | 唾液による歯の再生メカニズム。一度溶け出した歯の構成物が歯の表面に戻り修復させる事。 |
サイナスリフト | さいなすりふと | インプラントを挿入するスペースを確保するために、上顎洞に骨などを移植して、顎の骨の量を増やす手術の事。 |
さし歯 | さしば | 人工の歯を継ぎ足す事。また、その歯。残っている歯の根の部分に金属の土台を埋め込み、人工の歯をかぶせたもの。継続歯(けいぞくし)。 |
暫間固定法 | ざんかんこていほう | 歯周病などの原因でぐらついた歯を、両側の歯などと一時的に固定する処置の事。 |
C | しー | 虫歯の事。Caries(カリエス)の頭文字。 |
CR | しーあーる | コンポジットレジン(複合レジン)の略。 |
C0 | しーおー | 虫歯の初期症状の状態。要観察。 |
C3 | しーすりー | 歯の神経(歯髄)まで虫歯が進んでいる状態。 |
C2 | しーつー | エナメル質を超え、歯の内部の象牙質が虫歯になっている状態。 |
GBR | じーびーあーる | GBR膜を使用する、骨再生を目的とした治療法。骨組織誘導再生法。 |
C4 | しーふぉー | 虫歯によって歯がほとんど失われ、歯根だけが残っている状態。 |
シーラント | しーらんと | 奥歯の噛み合わせ部分にをレジンコーティングし、虫歯予防する処置の事。 |
C1 | しーわん | 歯の表面を覆うエナメル質が虫歯になっている状態。 |
シェーグレン症候群 | しぇーぐれんしょうこうぐん | 自己免疫疾患の一種。涙腺や唾液腺の分泌が減少し、乾燥性結膜炎、角膜炎、唾液腺の腫脹、多発性関節炎などをひき起こす疾患。 |
シェード | しぇーど | 歯の色の事。 |
歯牙 | しが | 歯の事。 |
歯科衛生士 | しかえいせいし | 歯科予防処置、歯科診療補助および歯科保健指導等を行う国家資格の専門職。 |
歯科技工士 | しかぎこうし | 歯科医師の指示書を元に義歯や補綴物などの歯科技工物の製作・加工を行う国家資格の専門職。 |
歯科助手 | しかじょしゅ | 歯科医院において、受付等の事務作業や医師や衛生士の診療サポートを行う人の事。国家資格ではないが、認定資格を取得することができる。 |
歯牙脱臼 | しがだっきゅう | 外力によって歯が骨から離れたり抜けたりする事。 |
歯牙破折 | しがはせつ | 外力によって歯の硬組織が折れたり割れたりする事。 |
歯牙漂白 | しがひょうはく | 薬剤やレーザー光線を使用して歯の表面を白くする事。ホワイトニング・ブリーチング。 |
歯科用CT | しかようしーてぃー | 歯科に特化したCTの事。 |
歯科用セメント | しかようせめんと | 詰め物やかぶせ物を歯に接着したり、削った歯の穴を埋める際に使われる治療用材料の一つ。 |
歯冠 | しかん | 歯肉(歯茎)から出ている歯の事。 |
歯間 | しかん | 歯と歯のすき間の事。 |
歯間乳頭 | しかんにゅうとう | 歯と歯の間にある歯肉の事。 |
歯間ブラシ | しかんぶらし | 歯と歯の間の汚れを清掃する道具。 |
歯頚部 | しけいぶ | 歯と歯ぐきの境目の事。 |
歯頸部 | しけいぶ | 歯と歯ぐきの境目の事。 |
歯垢 | しこう | 歯の表面に付着する軟らかい堆積物。食べかすを栄養として増殖する細菌とその代謝物から成る。プラークとも呼ばれる。 |
歯根 | しこん | 歯ぐきの中に入っている歯の部分。 |
歯根吸収 | しこんきゅうしゅう | 歯の根元部分が溶けて歯が抜けやすくなってしまう事。 |
歯根のう胞 | しこんのうほう | 虫歯が進行して歯の神経が腐る事などが原因で歯の根の部分に膿の袋ができ、炎症を起こす病気。 |
歯根嚢胞 | しこんのうほう | 歯根部にできた膿の袋(嚢胞)の事。 |
歯根膜 | しこんまく | 歯と歯槽骨を結びつけている膜で、クッションのような役割を果たす。歯周靭帯とも呼ばれる。 |
歯式 | ししき | 歯の種類および数を表す式。数字やアルファベットを用いる。 |
歯質 | ししつ | 歯の成分。エナメル質、象牙質、セメント質の事。これらが虫歯菌に溶かされ侵されることを虫歯という。 |
歯周炎 | ししゅうえん | 歯肉炎が進行し、歯を支える歯肉・歯槽骨・歯根膜・セメント質に炎症が及んだ状態の事。 |
自臭症 | じしゅうしょう | 自分の口臭が周りから臭いと思われていると思い込んでしまう神経症。 |
歯周組織 | ししゅうそしき | 歯を支える組織の総称。歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨を指す。 |
歯周病 | ししゅうびょう | 歯の周囲組織の炎症の総称。歯肉炎・歯周炎。 |
歯周ポケット | ししゅうぽけっと | 歯と歯ぐき境目にある隙間の事。 |
歯周ポケット掻爬 | ししゅうぽけっとそうは | 歯周ポケット内の炎症組織や歯石等を取り除くことで、炎症の改善と歯周ポケットを減少をさせる処置の事。 |
歯髄 | しずい | 歯の中心部にある組織で、血管や神経が集まっている。 |
歯髄炎 | しずいえん | 歯髄が炎症を起こした状態。痛みを伴う。 |
磁性アタッチメント | じせいあたっちめんと | 磁力を利用して入れ歯を支える装置。 |
歯石 | しせき | 歯垢と唾液中の成分が石灰化・硬化して歯に付着したもの。 |
歯槽骨 | しそうこつ | 顎骨と歯牙を結んでいる骨の事。歯槽突起とも言う。 |
歯槽膿瘍 | しそうのうよう | 細菌の感染が根端部の歯根膜にまで及び、化膿性の炎症を起こすもの。 |
歯槽膿漏 | しそうのうろう | 歯周病の一つ。歯の周囲組織の慢性炎症を原因として、歯肉からの排膿、歯槽骨の吸収、歯の弛緩動揺などを来す状態。 |
支台歯 | しだいし | 差し歯やブリッジを支えるための歯の事。 |
失活歯 | しっかつし | 神経がない歯の事。 |
試適 | してき | 入れ歯や義歯が口に合って、しっかり噛めるかどうかを確認するために仮付けして確認する事。 |
歯内療法 | しないりょうほう | 根管の治療の事。 |
歯肉 | しにく | 歯ぐきの事。 |
歯肉炎 | しにくえん | 歯ぐきが炎症を起こし、腫れや出血を起こした状態。 |
歯肉溝 | しにくこう | 歯と歯ぐきの境目にある浅い隙間の事。 |
シャープニング | しゃーぷにんぐ | 歯石を除去する、スケーラーと呼ばれる器具を研ぐ事。またその道具。 |
主訴 | しゅそ | 病苦についての患者の訴えのうち、主要なもの。 |
上顎 | じょうがく | 上あごの事。 |
上顎前突 | じょうがくぜんとつ | 前歯が前突している状態。出っ歯の事。 |
笑気吸入鎮静法 | しょうききゅうにゅうちんせいほう | 亜酸化窒素を酸素と混合した笑気ガスによって、治療時の恐怖感やストレスを軽減させる方法。笑気麻酔の事。 |
小臼歯 | しょうきゅうし | 前歯から数えて4番目と5番目の永久歯。上下左右に各2本ある。 |
小帯 | しょうたい | 頬や唇の内側の粘膜と歯ぐきとの間に見られる筋の部分の事。 |
小児歯科 | しょうにしか | 小児を専門に治療する歯科の診療科の一つ。 |
歯列 | しれつ | 歯並びの事。 |
歯列弓 | しれつきゅう | 前歯の先端から奥歯(臼歯)の外側にかけた曲線の事。 |
人工歯 | じんこうし | 失った天然歯の代わりに、その機能を回復するために作られた人工の歯の事。 |
診察 | しんさつ | 医師が患者のからだをしらべて、病状・病因などをさぐる事。 |
浸潤麻酔 | しんじゅんますい | 治療する部分に直接注射して麻酔薬を浸透させる方法。局所麻酔。浸麻とも言う。 |
審美歯科 | しんびしか | 美しさに重点を置いた総合的な歯科医療分野の事。 |
スケーラー | すけーらー | 歯垢や歯石を除去する際に用いられる歯科用器具。 |
スケーリング | すけーりんぐ | 歯垢や歯石を除去する事。 |
ストッピング | すとっぴんぐ | 削った部分に一時的に入れる仮の詰め物の事。 |
3DS | すりーでぃーえす | 「Dental Drug Delivery System」の略で、虫歯や歯周病を予防する方法。 |
3Mix | すりーみっくす | 3種類の抗菌剤を混ぜて作った薬剤。虫歯の進行を抑えます。 |
生活歯 | せいかつし | 歯髄が生きている歯の事。 |
舌 | ぜつ | 舌(した)の事。 |
切歯 | せっし | 上下真中の永久歯4本と、その隣にある永久歯4本の事。 |
舌側 | ぜっそく | 歯の裏側(口腔側)の事。 |
舌苔 | ぜつたい | 舌の表面に付着した苔状のもの。口臭の原因となりうる。 |
セメント質 | せめんとしつ | 歯根部を覆う硬い組織。 |
セラミック | せらみっく | 陶器の歯科素材。歯の被せ物に使用される。 |
前装冠 | ぜんそうかん | 樹脂や陶材で作った歯の被せ物の事。 |
先天性欠如 | せんてんせいけつじょ | 歯の形成異常の一つで、生まれつき歯が欠如している状態の事。 |
総義歯 | そうぎし | 上もしくは下のすべての歯を失った場合に装着する義歯の事。総入れ歯。 |
象牙細管 | ぞうげさいかん | 歯の象牙質にある無数の細い管の事。 |
象牙質 | ぞうげしつ | 歯の組織の一つで丈夫な組織。 |
叢生 | そうせい | 歯と歯が重なり合ったり捻じれを伴って生えている状態。乱杭歯・八重歯の事。 |
タータ | たーた | 歯石の事。 |
大臼歯 | だいきゅうし | 小臼歯の奥にある臼歯で、上下両側に各3本ずつ存在する。 |
第4大臼歯 | だいよんだいきゅうし | 親知らず以外にも生えている過剰歯の事。 |
唾液 | だえき | 唾液腺から口腔内に分泌される消化液。 |
多形性腺腫 | たけいせいせんしゅ | 上皮成分と間質様組織成分が混在した腫瘍の事。良性の腫瘍である場合が多い。 |
脱灰 | だっかい | 歯のエナメル質からリン酸カルシウムが溶け出す現象の事。 |
知覚過敏 | ちかくかびん | 虫歯や歯の神経の病変等がないにもかかわらず、冷たい飲み物がしみる状態や歯ブラシが当たった時に痛みを感じる状態の事。 |
智歯 | ちし | 親知らずの事。 |
智歯周囲炎 | ちしゅういえん | 智歯(親知らず)周囲の細菌炎症の事。 |
TBI | てぃーびーあい | トゥース・ブラッシング・インストラクションの略。正しい歯磨き指導の事。 |
挺出 | ていしゅつ | 噛み合う歯がなかったり、隣り合う歯がなかったりする場合に歯が元の位置から突出・移動したりする事。 |
伝達麻酔 | でんたつますい | 治療する箇所の神経よりも遠い神経幹に麻酔を注射し、その神経の先端である治療箇所に麻酔を効かせる手法。局所麻酔よりも広範囲に麻酔を効かせることができる。 |
デンタルフロス | でんたるふろす | 歯間の歯垢や食片を清掃するために使用する糸の事。 |
デンチャー | でんちゃー | 入れ歯・義歯の事。 |
疼痛 | とうつう | ずきずきと痛む事。その痛み。 |
ドライソケット | どらいそけっと | 抜歯後に血餅(かさぶた)ができずに患部がむき出しになり、炎症を起こして激しく痛む状態。 |
ドライマウス | どらいまうす | 口の中が乾燥する事。口内乾燥症。 |
ナイトガード | ないとがーど | 歯ぎしりの音や歯や顎への負担を軽減するために、睡眠時装着する装置。 |
2次う蝕 | にじうしょく | 治療した歯が再び虫歯になる事。 |
乳歯 | にゅうし | 子どもの時に生える歯の事。 |
嚢胞 | のうほう | 膿のかたまり、袋の事。 |
膿瘍 | のうよう | 局所の組織が融解を起こし、膿が溜まる症状の事。 |
バイオフィルム | ばいおふぃるむ | 固体や液体に付着した細菌の集合体の事。 |
ハイドロキシアパタイト | はいどろきしあぱたいと | 歯や骨を構成する成分の事。 |
ハイブリッドセラミック | はいぶりっどせらみっく | セラミックと樹脂を混合させた歯科素材。 |
歯ぎしり | はぎしり | 上の歯と下の歯が擦り合わさって、歯が摩耗したり不快な音を発する事がある。ブラキシズムとも呼ばれる。 |
バキューム | ばきゅーむ | 口腔内の唾液や治療に用いる金属片を吸引する器具の事。 |
8020 運動 | はちまるにいまるうんどう | 「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動。厚生労働省や日本歯科医師会により推進されている。 |
抜糸 | ばっし | 縫合した糸を抜くこと・取り除く事。 |
抜歯 | ばっし | 歯を抜く事。 |
抜歯窩 | ばっしか | 抜歯した後の穴・傷の事。 |
抜髄 | ばつずい | 歯髄を取り除く事。 |
歯の神経 | はのしんけい | 歯髄と呼ばれ、痛みを感じる部分。 |
パノラマX線装置 | ぱのらまえっくすせんそうち | あごの骨を撮影するエックス線装置の事。 |
斑状歯 | はんじょうし | フッ素の過剰摂取により歯冠部の白濁等のシミが現れた歯の事。 |
反対咬合 | はんたいこうごう | 下の歯が上の歯より前に出ている状態の事。受け口とも言う。 |
PMTC | ぴーえむてぃーしー | プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略。歯科医師や歯科衛生士が歯の表面の汚れ(歯垢や歯石)を取り除くこ事。 |
PTC | ぴーてぃーしー | プロフェッショナル・トゥース・クリーニングの略。歯ブラシ等で歯の表面の汚れや色素を落とす事。 |
フィステル | ふぃすてる | 歯周組織にたまった膿が流れ出る、歯の周囲にできる穴の事。 |
不正咬合 | ふせいこうごう | 噛み合わせが悪い事。 |
フッ素 | ふっそ | 元素の一つ。虫歯予防剤として広く用いる。 |
プラーク | ぷらーく | 歯垢の事。 |
プラークコントロール | ぷらーくこんとろーる | プラーク(歯垢)の発生を予防する行動。 |
ブラキシズム | ぶらきしずむ | 非機能性咬合習慣の一つで、咬合神経症(歯ぎしり)とも呼ばれる。 |
ブラケット | ぶらけっと | 矯正に使用される器具で、歯とワイヤーを固定させる。 |
プラズマライト | ぷらずまらいと | 歯のホワイトニングに使われる光線。歯に塗布した漂白剤の作用を促進させる事ができる。 |
フリーエナメル | ふりーえなめる | エナメル質の内側にある象牙質が健康でない状態になっているエナメル質の事。外からの力に弱く、破壊されやすくなっている。 |
ブリーチング | ぶりーちんぐ | 薬剤を使用して歯の着色を白くする方法。 |
ブリッジ | ぶりっじ | 欠損歯の両側の歯を削り支持装置を到着し、かぶせ物でつなげる治療法。 |
Pul | ぷる | 歯髄に発生する炎症(歯髄炎)。急性と慢性とがある。 |
フルオロアパタイト | ふるおろあぱたいと | フッ素とハイドロキシアパタイトが結合してできる成分。虫歯になりにくい歯をつくると言われている。 |
フルデンチャー | ふるでんちゃー | 総入れ歯の事。 |
フロス | ふろす | 歯と歯のすき間を清掃するための器具。糸ようじ。 |
プロビジョナル | ぷろびじょなる | 歯の治療の際に使用する仮の歯や入れ歯の事。 |
PH | ぺーはー | 水素イオン指数。PHが低いと酸性であり、口中のPH値が低い状態が続くと虫歯になりやすい。 |
ペリオ | ぺりお | 歯周病の事。 |
perico | ぺりこ | 智歯(親知らず)周囲の細菌炎症の事。 |
ペル | ぺる | 歯根膜炎(しこんまくえん)の事。歯根膜に炎症を起こす病気。 |
ポーセレン | ぽーせれん | 陶器(セラミック)でできた被せものの事。 |
ホームブリーチング | ほーむぶりーちんぐ | 家庭で行う歯の漂白(ホワイトニング)の事。ホームホワイトニング・セルフホワイトニング。 |
母子感染 | ぼしかんせん | スプーンの共有などにより虫歯菌が母から子に感染する事。 |
補綴 | ほてつ | 欠けたり削ったりした歯に対して被せ物・詰め物を入れる事。 |
ホワイトニング | ほわいとにんぐ | 薬剤を使用して歯の色を白くする治療法。ブリーチングとも言う。 |
ポンティック | ぽんてぃっく | 欠損歯の代わりとなる人工の歯(ダミー)の事。 |
埋伏歯 | まいふくし | 骨の中や歯肉の下に埋まっている歯の事。 |
マウスガード | まうすがーど | スポーツの衝撃による口腔内の外傷を防止するため装置。マウスピース・マウスプロテクター。 |
ミュータンス菌 | みゅーたんすきん | 虫歯の原因菌の一種。 |
虫歯 | むしば | 口中細菌(ミュータンス菌)が歯牙の硬組織を溶解する病気。また、これに侵された歯。 |
メタルプレート | めたるぷれーと | 金属で作られた、入れ歯や義歯の床部分(プレート)。 |
メタルボンド | めたるぼんど | 金属の外側にセラミックを焼き付けた歯の被せ物の一種。 |
ユージノールセメント | ゆーじのーるせめんと | 根管治療の際に使用される、鎮痛・殺菌作用のある治療材の事。 |
有床義歯 | ゆうしょうぎし | 土台があり、取り外し可能な入れ歯の事。 |
ユニット | ゆにっと | 歯科診療用の椅子・台の事。 |
予防歯科 | よぼうしか | 虫歯や歯周病にかかる前に行う、予防するための歯科の事。 |
ラバーダム | らばーだむ | 治療する歯以外の部分を覆うゴムの膜の事。 |
ラミネートベニア法 | らみねーとぺにあほう | 歯の表面を薄く削り、セラミック板を貼り付ける方法。つけ歯。 |
乱杭歯 | らんぐいば | 歯と歯が重なり合ったり捻じれを伴って生えている状態。叢生・八重歯の事。 |
リーマー・ファイル | りーまーふぁいろ | 根管形成に使用する器具の事。 |
裏装 | りそう | 治療の際、歯髄を保護するために使われるものの事。 |
ルートプレーニング | るーとぷれーにんぐ | 歯根に付着している歯石などを取り除き、歯周病感染の原因を除去する事。 |
レーザー治療 | れーざーちりょう | レーザー光線を使用して歯周病や虫歯菌を分解し、治療を行う事。 |
レジン | れじん | プラスチックの歯科材料。詰め物・接着剤等の用途で使用される。 |
レジン床義歯 | れじんしょうぎし | プラスチック製の入れ歯の事。 |
矮小歯 | わいしょうし | 著しく小さい歯の事。 |